プロジェクトのスコープ(スコープの定義、WBSの作成、活動の定義、スコープの管理)についてまとめました。
【スコープの定義】
JIS Q 21500(プロジェクトマネジメントの手引)において、4つの対象群(PMBOKの知識エリアに相当する)は次のように定義されています。
対象群 | 概要 |
---|---|
コミュニケーション | プロジェクトに関連する情報の計画、マネジメント及び配布に必要なプロセスを含む |
スコープ | 作業及び成果物のうち必要とするものだけを特定し、定義するために必要なプロセスを含む |
調達 | 製品、サービス又は結果を計画し、入手し、供給者との関係をマネジメントするために必要なプロセスを含む |
リスク | 脅威及び機会を特定し、マネジメントするために必要なプロセスを含む |
スコープ対象群は、プロジェクトの遂行に必要な作業を過不足なく含め、プロジェクトを成功させることが目的であり、スコープの定義、WBSの作成、活動(アクティビティ)の定義、スコープの管理などのプロセスを含みます。
【WBSの作成】
– | WBSの作成 |
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WBS | Work(作業)、Breakdown(分解)、Structure(構造化)の略です。つまり、プロジェクトの「作業を分解し構造化」します。作業を分解してできた最小単位をワークパッケージといいます。さらにワークパッケージを分解したもんを「アクティビティ」といいます。WBSでは、「アクティビティ」の工数や担当を見積もり、工程表に表現します。 |
WBSガントチャート | プロジェクトの工程管理に使う表の1つです。WBSとガントチャートを連結したものです。単純に「管理表」や「スケジュール表」という名前で使われる場合もあります。進める作業の順番や期間を横棒グラフでまとめて表現できます。 |
【活動の定義】
【スコープの管理】
管理手法 | 概要 |
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EVM、トレンドチャート | 開発の期間と費用がトレードオフの関係にある場合に、総費用の最適化を図る目的で使用します。 |
アローダイアグラム | 作業の順序関係を明確にして,重点管理すべきクリティカルパスを把握する目的で使用します。 |
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