特性要因図とは?書き方、事例、テンプレート(Excel、Power Point)などについてまとめました。
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【はじめに】特性要因図とは
特性と要因の関係を系統的に線で結んで(樹状に)表した図です。原因と結果の関係を整理するのに使用します。「魚の骨」とも呼ばれます。
良い結果を得るために、特性要因図を使って、良い影響、悪い影響を与えている因子を把握し、それらを管理し改善することが重要です。
また、特性要因図によって得られたデータや要因はチェックシートの作成などに活用できます。
【参考】【チェックシートとは】記録用、点検用、Excel・Wordテンプレート
【特性要因図】メリットと使用事例
「特性要因図」のメリットは以下の通りです。
– | 「特性要因図」のメリット |
---|---|
1 | 全員参加することで知識の集積、整理、意思の統一ができる |
2 | 全員の経験や技術の内容を「特性要因図」に落とし込み、整理することで、作成者を含め他の人は新しい知識、ノウハウを習得できる。 |
3 | 問題点を把握し、工程が管理されていく。 |
「特性要因図」の使用事例は以下の通りです。
– | 使用事例 |
---|---|
1 | 「特性要因図」と「作業標準書」を比較して「作業標準書」を改善(作業のやり方、管理点、管理方法など作業標準を決めたり修正する場合に使用) |
2 | 重要な要因を確認し、実行する対策・改善案を決定 |
3 | 周知徹底をはかり、問題(クレームや不良品の発生など)が発生したら関係者は「特性要因図」を開いて、原因の把握と対策を実施。また、「特性要因図」自体も改善・改訂を続けて最新の要因の一覧を把握。 |
4 | 「品質向上」「作業性向上」「コストダウン」などを目標に現状を改善・解析するために使用。 |
5 | 品質管理導入用(品質管理を導入する場合の問題を整理)、教育用に使用します。 |
【作成方法】特性要因図の書き方
① 品質特性(製品不良、歩留まり、納期、コスト、仕事、安全など品質を表す特性)を決めます。
② 「ブレーンストーミング」などで全員の知識、経験、ノウハウを収取します。
③「要因」を大枝で書きこみ、四角の枠で囲み、原因を大きく分類して左から斜めの矢印で大枝を記入します。
– | 以下の4Mに分類 |
---|---|
Man | 人 |
Machine | 機械 |
Material | 材料 |
Method | 方法 |
④「要因」のグループごとにさらに小さな要因を書き加え、細分して、小枝、孫枝(小骨)を記入します。
⑤重要要因を絞り込みます。「重要要因」を2から3つ抽出します。
「重要要因」について、現場の観察、聞き込み、データ検証などをおこないます。
「グラフ」、「散布図」、「パレート図」、「ヒストグラム」などを使用します。
必要であれば対策案を作成して対策を打ちます。
⑥必要事項(目的、作成日、作成場所、作成者など)を記入します。
【テンプレート】Excel、Power Point
ファイル種別 | ダウンロードリンク |
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Power Point | ■fishbone-diagram.pptx |
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