DNSレコードとは?種類とファイルの記述例についてまとめました。
【リソースレコードとは】種類と記述例
リソースレコードとは、DNS(ドメインネームシステム)で、あるドメイン名やホスト名の設定を定義したひとまとまりのデータのことです。
そのドメインの権威DNSサーバで管理され、問い合わせに応じて外部に提供されます。
リソースレコードにはさまざまな種類があり、それぞれに役割と記述のルールが決められています。
リソースレコードは、は、ゾーンファイル内においてはテキスト形式(通常は1行)で記述され、管理するゾーンの範囲などのDNSの動作を設定できます。
リソースレコードの種類 | 設定できる内容 |
---|---|
SOA | ゾーンの管理情報を記述 |
NS | ゾーンに対する権威(オーソリティ)を持つ権威サーバー(権威DNSサーバー)のドメイン名を指定 |
Class | レコードのクラスを指定(現在のところ、TCP/IPプロトコルのファミリーであることを示すINのみしかなく、省略されることもある) |
MX | 配送における優先度(プリファレンス、preference)と配送先ホストのドメイン名を指定 |
A | ドメイン名に対するIPv4アドレスを指定 |
AAAA | ドメイン名に対するIPv6アドレスを指定 |
PTR | IPアドレスに対するドメイン名を指定(逆引きDNSで使用) |
CNAME | ドメイン名に対する正式名を表すドメイン名を指定 |
TXT | そのドメイン名で1文字以上の文字列を保持 |
DS | 親ゾーンに登録され、委任先がDNSSEC署名されていることを示し、委任先の署名鍵の情報を記述 |
DNSKEY | DNSSECで用いる署名鍵の公開鍵に関する情報を記述 |
RRSIG | ドメイン名の各リソースレコードに対するDNSSEC署名を記述 |
例えば、以下のリソースレコードは、www.example.jp というホストがIPv4アドレス(101.21.32.xx)を持っていることを表している。
www.example.jp. IN A 101.21.32.xx
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