N型コネクタの構造・特性インピーダンス・接触不良原因

この記事では、N型コネクタの構造・特性インピーダンス・接触不良の原因などについて解説します。

N型コネクタとは

N型コネクタ( N Connector)とは、電子計測でよく使われているケーブルのコネクタです。
BNCコネクタよりも大型でスペクトラムアナライザなど高周波用測定器の入出力によく使われています。
最大10GHz程度までの高周波数の信号を扱うことができます。(BNCだと1Ghz程度)

N型コネクタのオス側をN-P、メス側をN-Jといいます。

【N-Pの画像(Nコネクタのオス側)】
n

【N-Jの画像(Nコネクタのメス側)】
nj
N-PのPはPlug(プラグ、オス)、N-JのJはJack(ジャック、メス)の略です。
PをM(Male、オス)、JをF(Female、メス)と 呼ぶこともあります。(JをR(Receptacle、レセプタクル)と言うこともある)
オスは、N-P、N-Maleのように使います。
メスは N-J、N-Female、N-Rのように使います。

BNCの特性インピーダンス

N型コネクタの特性インピーダンスは50オームです。

BNCコネクタの接触不良の原因

N型コネクタは太いケーブルを接続して使われることが多いのです。
そのため、ケーブルの重量で内部の同軸の編素が引きちぎられてインピーダンスが狂って伝送信号の反射が生じ、接触不良になることがよくあります。
よってケーブルの引き回しなどでコネクタに力がかからないように注意する必要があります。

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