【データベース方式】データベースの種類と特徴、データベースのモデル、DBMS

データベースの種類と特徴、データベースのモデル、DBMSについてまとめました。

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【データベースの種類と特徴】

種類 特徴
関係データベース データ1つをキー項目として、複数の2次元の表(テーブル)が関連づけられているデータベースです(RDB)。子レコードはただ一つの親レコードに属します。データを表として表現し、表間は相互の表中の列の値を用いて関連付けられます。表を「テーブル」、行を「レコード」または「タプル」、列を「カラム」または「フィールド」と呼び、複数の表の関連は主キー同士または主キーと外部キーによって行われます。多対多のレコード関係を表現するのに適しています。
階層型データベース 組織図のようにデータをツリー構造(親子関係)で管理するデータベース方式。レコード間の関係を、ポインタを用いたデータ構造で表現。
ネットワーク型データベース レコード間の関係を,リンクを用いたデータ構造で表現。親は複数の子を持つことができ、子も複数の親を持つことができるという関係を木構造や網構造で表現できる。
ボイスコッド正規形 関係モデルで使用される形式の1つ。第3正規形の条件を満たしつつ、すべての列が主キーに完全関数従属で、他に完全関数従属関係がない状態。
グラフ型データベース 「ノード」「エッジ」「プロパティ」の3要素でデータ間の関係性を表現するグラフ理論に基いたデータベース方式。
ドキュメント型データベース JSON、XMLなどの構造でデータを格納するデータベース方式。項目構成の違いを区別せずに、1件のデータ単位でファイルにデータを格納します。保存するデータ形式が自由なので、複雑なデータ構造を扱うときに用いられます。
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【データベースのモデル】

用語 特徴
ANSI/SPARC3層スキーマ 概念スキーマ、外部スキーマ、内部スキーマの3分類でデータ定義を行うデータベースモデル。(論理スキーマは存在しないので注意)
概念スキーマ データベース化の対象とデータの内容を論理的なデータモデルとして表現したもの。
外部スキーマ 概念スキーマで定義されたデータモデルの上に、利用者の目的に応じた見方を表現したもの。
内部スキーマ 概念スキーマで定義されたデータモデルを記憶装置にどのように保存するかを表現したもの。
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【DBMS】

用語 特徴
定義機能(スキーマ) データの内容,データの論理構造,記憶形式や編成などデータベースの構造を記述したものです。
機密保護機能 ユーザ認証、アクセス権限、利用ログの記録、暗号化などによってデータを安全に保つ機能です。
障害回復機能 ロールバック、ロールフォワード、チェックポイント、更新前/更新後ログの記録などによってデータベースを障害から発生する機能です。
保全機能 排他制御や参照制約、表制約などによってデータの完全性を保つ機能です。
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