参照制約とは?についてまとめました。
【参照制約とは】概要
参照制約とは、整合性制約の1つで、外部キーを持つレコードを追加する場合に、その外部キーの値は参照先のレコードの主キーとして存在するものでなければならないといものです。
また、別表から主キーの値を参照されている行は削除することができないという制限が課すものです。
【例題】情報処理安全確保支援士平成31年春期 午前Ⅱ 問21
(問)
次の表において,”在庫”表の製品番号に参照制約が定義されているとき、その参照制約によって拒否される可能性のある操作は①〜④のどれか。
在庫 (在庫管理番号[主キー], 製品番号[外部キー], 在庫量) 製品 (製品番号[主キー], 製品名, 型, 単価)
①”在庫”表の行削除
②”在庫”表の表削除
③”在庫”表への行追加
④”製品”表への行追加
(解答)
参照制約により”在庫”表の”製品番号”列の値が、”製品”表の主キー(“製品番号”列)の値として存在しなければならない、つまり、”製品”表に存在しない製品を、”在庫”表で指定できないことになります。
また、参照制約では、「外部キーを持つ行を追加する場合に、その外部キーの値は参照先の表で主キーの値として存在するものである必要があり」「別表から主キーの値を参照されている行は削除できない」という制約があります。
よって、③の「”在庫”表への行追加」が参照制約によって拒否される可能性のある操作となります。
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