スイッチングハブ、L2スイッチ、L3スイッチ、ルーターの違い・使用例

スイッチングハブ、L2スイッチ、L3スイッチ、ルーターの違い・使用例についてまとめました。

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【機能】スイッチングハブ、L2スイッチ、L3スイッチの、ルーター違い

一般的に、スイッチングハブ、L2スイッチ、L3スイッチ、ルーターの主な違いはつぎの通りです。
(機種やメーカーによっては異なるケースもあります)

種別 機能
L1スイッチ(ハブ) ●同じハブに接続されたすべての端末同士でデータをやり取り(各ポートでネットワーク分割はできない)
【用途】課内(島)のPCが増えて、LANケーブルを増設したい場合などに利用
L2スイッチ ●MACアドレス(OSI参照モデルの第2層:物理層)を利用して、パケットの宛先MACアドレスを参照して、宛先の端末が接続されているポートにデータを転送する。
●VLAN機能があり、各ポートでネットワーク分割が可能(ただし、VLAN間での通信:vlan間ルーティングはできない)
【用途】部署内の共有ドライブを別の部署からアクセスできなくする場合や、IPアドレスが不足した場合(例:192.168.0.1~254の全てが使用中のとき)、サーバを公開したいとき(ルータの設定も必要)などに利用
L3スイッチ ●L2スイッチの機能に加え、「IPアドレスを利用したルーティング機能」もある(VLAN間での通信:vlan間ルーティングもできる)
●VLANで区切られた部署同士のネットワークをつなぎたい場合
●各事業所(拠点)同士のネットワークをつなげたい場合(各拠点に1台ずつ置くことが多い)
ルータ L3スイッチと機能的にほとんど同じだが、「ソフトウェアでルーティング機能が実装されている」「イーサネット以外の規格やプロトコルにも対応」しているなど細かな違いがある。
参考資料 https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/products/switches/lan-switches.html

※一部のL2スイッチには、L3スイッチと同等のVLAN間ルーティングができる「IPルーティング」と呼ばれる機能が搭載されている
※VLANの設定を知らない人が、VLANを設定したL2スイッチをただのスイッチングハブだと勘違いし、LANケーブルを挿してネットにつながらなくて困るケースがあります。VLANを使う際は、L2スイッチやケーブルに「VLAN名」「部署名」などを記載したタグをつけてわかりやすく管理することが大切です。

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